今日は、高機能なマルチメディアビューア 「IrfanView」を使い、 複数の画像ファイルを一括して
- フォーマット変換
- リサイズ
- リネーム

「IrfanView」は、基本的には画像ビューアですが、各種レタッチ / ペイント機能 や、リサイズ、
画像のフォーマット変換、一括リネーム(連番化 等)... 等々の画像処理機能も持っています。
その中でも、各種処理を複数ファイルに対していっぺんに行うことができる “ 一括変換 ” という機能は
かなり便利で、人によってはもう画像変換ソフトやリサイズツールが不要になってしまうかも
しれないほど強力だったりします。
(オールインワンに近い画像ビューアというか...)
関連
: 画像変換ソフトとしても使える画像ビューア「XnView」
この「IrfanView」が対応しているフォーマットは次のようになっています
入力
一般的に使われているほとんどの画像ファイル。
出力
bmp / gif / jpg / png / ico / tif / ecw / emf / jng / pcx / pbm / pgm / ppm / raw / tga。
使い方は以下のとおりです。
- 「i_view32.exe」を実行します。
- メニューバーの「ファイル」から、「一括変換 形式 / 名前」を選択します。
- 「ファイル形式の一括変換」というウインドウが表示されます。
ここの右下のリストに、処理したいファイルをドラッグ&ドロップで登録します。
(フォルダをドロップしてもOK)
もしファイルをドロップできない場合は、画面上部にあるダイアログボックスを使い、
処理対象とするファイルを探して → ダブルクリックすればOK※1。
※1 私の環境(Vista)では、エクスプローラからはドロップすることができませんでした。
(「MDIE」 からはできた) - 画面左上にある「機能の選択」欄で、これから実行する処理の内容を
選択します。
ここでは、- ファイル形式の一括変換
- ファイル名の一括変換
- ファイル形式の一括変換後にファイル名の一括変換を行う
リサイズ等を行う場合は、「ファイル形式の一括変換」か「ファイル形式の一括変換後に ファイル名の一括変換を行う」のどちらかを選択します。 - フォーマット変換を行う場合は、「ファイル形式の一括変換の設定」欄で、変換先の
フォーマットを選択しておきます。
尚、隣の「設定」ボタンをクリックすることにより、ファイルの品質などを設定しておくことも できるようになっています。
- リサイズ等を行う場合は、「詳細設定を使用 (大量リサイズ用...)」にチェック →
「詳細設定」ボタンをクリックし、「一括変換の詳細設定」というウインドウを呼び出しておきます。
ここでは、リサイズのほかにも- 切り抜き
- 減色 (色数の変更)
- 色を自動補正
- 左右反転
- 上下反転
- 左回転
- 右回転
- グレイスケールに変換
- ネガ / ポジ反転
- 縁を自動削除
- 画像
- テキストを追加
- RGB 変換
- シャープ
- 明るさ
- コントラスト
- ガンマ補正
- 彩度
- カラーバランス (R)
- カラーバランス (G)
- カラーバランス (B)
- ぼかし
- 中央値フィルタ
- 回転
(今回は省略)
リサイズを行う場合、- 「リサイズ」にチェック → 「大きさの指定」欄で、リサイズ後の
画像サイズを
- ピクセル (幅 × 高さ)
- 元画像との比率 (%)
- 特に理由がなければ、下にある「アスペクト比(縦横比)を保存」にも
チェックを入れておきます※2。
※2 こうしておくと、画像サイズの幅 or 高さ のどちらか一方のみを入力すれば、 それに適合する幅 or 高さ が自動で決定されるようになる。
「大きさの指定」欄では、(幅 or 高さ のどちらか一方のみを入力しても)数値が
自動入力されないが、実際には適切な数値でリサイズが行われる。
また、「リサンプル処理を行う」にチェックを入れておくと、画像をより綺麗な画質で 出力することができます。
ちなみに、設定内容は「設定を保存」ボタンから、INI ファイルとして保存しておくことも
できます。 - ファイルのリネームを行う場合、「ファイル名の一括変換の設定」欄でリネームパターンを
指定しておきます※3。
※3 最初から入力されている “ ### ” は変数で、3 桁の数字(連番)を意味している。
例) image### → image001 image002 image003...
変数には、他にも “ $N ” (元のファイル名)を使うことができる。
ここでも、「設定」ボタンをクリックすることにより、- 連番の開始番号
- 置換パターン (3 つまで指定可)
- あとは、「保存フォルダ」欄で変換したファイルの出力先フォルダを指定し、
左下の「実行」ボタンを押せばOK。
blog by - k本的に無料ソフト・フリーソフト
- 2008-08-24
- カテゴリ : 画像処理