今日は、
で使える “ 動画出力プロファイル ” の作成方法を紹介します。
「Windows ムービー メーカー」 では、動画保存時にいくつかのプロファイルを選択できるように
なっています。
しかし、人によっては
- 選択肢が少なすぎる
そんな時は、「Windows Media プロファイル エディタ」 というソフトを使い※1、自分専用の
プロファイルを作成&追加 してしまうとよいでしょう。
※1 「プロファイル エディタ」 は、 「Windows Media エンコーダ」 に同梱されている。
( 「WMProEdt.exe」 )
プロファイルの内容はそこそこ細かく設定することができ、たとえば以下のようなオプションを
指定できるようになっています。
- エンコード方式 ( CBR / VBR )
- コーデック
- 解像度 (フレームの幅 × 高さ)
- フレームレート
- キーフレームの間隔
- ビットレート (あるいは品質レベル)
使い方は以下のとおり。
- 「Windows Media エンコーダ」 をダウンロードし、インストールします。
- 「WMProEdt.exe」 を実行します。
( 「C:¥Program Files¥Windows Media Components¥Encoder」 内にある) - 画面上部の 「名前」 欄に、これから作成するプロファイルの名前を入力します。
- 下の 「説明」 欄に、作成するプロファイルの概略も入力しておきます。
- 中段の 「メディアの種類」 欄にある 「オーディオ」 「ビデオ」 にチェックを入れます。
- 「オーディオ」 「ビデオ」 欄の 「モード」 欄で、それぞれのエンコード方式を
設定します。
エンコード方式の意味は、下記のようになっています。
- CBR - 映像&音声 のビットレートを、決め打ちしてエンコード
- 品質ベース VBR - 動画の “ 品質レベル ” を指定してエンコード
出力動画のファイルサイズを、ある程度指定したい場合は 「CBR」 を選択します。
ファイルサイズにこだわりがない場合は 「品質ベース VBR」 を選択するとよいでしょう。
実際には、
- ビットレート VBR
- ビットレート VBR (ピーク)
というエンコード方式を選択することもできますが、「Windows ムービー メーカー」 は
これらのエンコード方式をサポートしていないようです。
( 「Windows Live ムービー メーカー」 でも、正しくエンコードされない模様) - 続いて 「コーデック」 欄で、音声 / 映像 を圧縮する際に使用するコーデックを選択します。
通常、新しいコーデックほど、新しいエンコード設定を行えるようになっています。
(ビデオコーデックは、特別設定できるオプションに変わりはないが...)
ちなみに、使用している OS が XP 、音声のエンコード方式が 「品質ベース VBR」 の
場合、
- Windows Media Audio 9.1 Professional
を選択しない方が良いようです。
(オーディオコーデックがこれだと、ムービーメーカー上でプロファイルが表示されない)
また、Vista のムービーメーカーでも、音声に
- Windows Media Audio 10 Professional
を指定しない方が良いようです。 - 画面中段の右側にある 「追加」 ボタンをクリック。
- エンコ方式が 「品質ベース VBR」 以外の場合、「ビットレートの追加」 というダイアログが
表示されます。
ここで、動画 (映像 + 音声) 1 秒あたりに割り当てるビットレートを入力します※2。
( 4Kbps ~ 20Mbps の間で指定する)
※2 “ ここで指定したビットレート × 60 ” が、動画一分あたりのファイルサイズになる。
(もちろん、目安ではあるが)
- 自動的に、新しいタブが開きます。
ここで、
- オーディオ形式 - オーディオ品質
- ビデオサイズ (横 × 縦)※3
- フレームレート
- ビデオ ビットレート
を設定します。
※3 「ビデオ入力と同じ」 にチェックを入れると、ムービーメーカー上でこのプロファイルを
使えなくなるので注意。
「ビデオの滑らかさ」 ※4 は、50 、もしくはそのままでよいでしょう。
※4 フレームレートと画質のバランス設定。
0 にすると、画質よりもフレームレートを優先し、100 にすると、フレームレートよりも画質を
優先する。
個人的には、中間の 50 で良いと思います。
エンコード方式に 「品質ベース VBR」 を選択した場合は、ビットレートではなく
- ビデオ品質
を 0 ~ 100 の間で設定します。
(数値が高いほど、高品質&大容量 になる)
キーフレームの間隔はそのままでもOK ですが、動きの激しい動画を変換する際は
数値を少なく設定してみてもよいでしょう。
(すると、映像がより高品質になる※5 )
※5 その分、ファイルサイズは大きくなるので注意。
動きの少ない動画を変換する際は、キーフレームの間隔を多少大きくしてみてもよい。 - 画面下部にある 「保存して終了」 ボタンをクリックし、今作成したプロファイルを適当な
名前で保存します。
(拡張子は prx ) - 保存したプロファイルを、下記フォルダ内にコピーします。
▼ 使用ソフトが 「Windows ムービーメーカー」 の場合 ▼
- C:¥Program Files¥Movie Maker¥Shared¥Profiles※6
▼ 使用ソフトが 「Windows Live ムービーメーカー」 の場合 ▼
- C:¥Users¥ユーザー名¥AppData¥Local¥Microsoft¥Windows Live¥Video Profiles
※6 OS がVista の場合、「Profiles」 フォルダは自分で作成する。 - ムービーメーカーでファイルを出力する際に、作成したプロファイルを選択すればOK です.
OS が XP の場合は、「ムービーの保存ウィザード」 の 「ムービー設定」 画面で、
「詳細選択肢の表示」 をクリック → 「その他の設定」 を選択し、目的のプロファイルを
選択すればOK。
OS が Vista の場合は、「ムービーの発行」 の 「ムービーの設定を選択する」 画面で、
「追加の設定」 から 目的のプロファイルを選択します。
Windows Live ムービーメーカー の場合は、「ムービーの保存」 から目的のプロファイルを
選択するだけでOK です。
プロファイルの名前 / 説明 を設定
音声&映像 の品質設定
上のスクリーンショットにもあるように、キロは K で、メガは M で省略可能です。
プロファイルの保存
作成したプロファイルでエンコード
blog by - k本的に無料ソフト・フリーソフト
- 2011-02-15
- カテゴリ : 動画編集