年間の被曝量を計算してくれるソフト 「放射線量簡易計算ツール Radibob」

今日は、一年間の被曝量を簡易計算してくれるソフト を紹介しようと思います。

放射線量簡易計算ツール Radibob

「Radibob」 は、シンプルな被曝量計算ツールです。

  • 1kg / 1 L あたりのベクレル値 ( Bq/kg Bq/L )※1
  • 大気中のベクレル値 (Bq/m^2)
  • 一時間あたりの放射線量 ( Gy/h、Sv/h )
といったデータを元に、一年間で浴びるであろう放射線量を一発計算してくれるソフトです※2
※1 水道水、食品 などの放射性物質濃度。
※2 入力された値を、“ 継続して ” 一年間浴び続けた場合の放射線量。

解凍したら即使えるポータブルアプリで、計算も基本的に公開データを貼り付けるだけで行える
ようになっています。

ちなみに、“ 空間放射線量と、飲食物の放射線量 ” を足した値も算出できるようになっています。

使い方は以下の通り。

  1. 「Radibob.exe」 を実行します。


  2. 大気中の放射線濃度から計算
  3. 全国の放射能濃度一覧」 などのサイトを利用し、一時間あたりの放射線濃度を探します.
    4 / 1 の東京で言うと 0.099 になります。
  4. 「Radibob」 の左下にある 「放射線量」 欄に、先ほどの値を貼り付けます。
    「全国の放射能濃度一覧」 で公開されている値の単位は μSv/h なので、数値は
    「μSv/h」 欄に貼り付けます※3
    ※3 単位は、nSv /h、uSv /h、mSv /h、nGy /h、uGy /h、mGy /h の中から選ぶことが
    できる。
  5. あとは、画面中央にある 「計算」 ボタンをクリックすればOK。
    先ほど入力された値を元に、年間の被曝量が算出されます※4
    ※4 この値は、おそらく一年中屋外にいた場合の被曝量?なので、実際にはもっと少なく
    なるはず...
    尚、ブラジルには、年間 10mSv の自然放射線がある地域もあるそうです。

    大気中からの被曝量 + 水道水からの被曝量 を計算したい場合は、入力した値を
    消さないでおきます。


  6. 水道水の放射線濃度から計算
  7. 全国の水道の放射能濃度」 などのサイトを利用し、1kg / 1 L あたりの放射線濃度を
    探します。
    3 / 31 の東京で言うと、ヨウ素131 → 3.4 、セシウム137 → 0.88 になります。
  8. 「Radibob」 の左にある 「飲食物」 にチェックを入れます。
  9. その隣の欄で、適宜値を入力します。
    3 / 31 の東京で言うと、ヨウ素131 → 3.4 、セシウム134 → 0 、セシウム137 →
    0.88 になります。
  10. 上の 「一日あたり ○ Kg (L) 摂取」 欄に、一日どのくらいの水分を摂るのか入力します。
  11. あとは、画面中央にある 「計算」 ボタンをクリックすればOK。
    水道水からの年間被曝量が算出されます※5
    ※5 同様の方法で、野菜等からの被曝量を計算することも可能。
    大気中の放射線濃度を入力しておいた場合は、

    • 大気からの被曝量 + 水道水からの被曝量

    が算出されます。



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